教育制度

多くのスペシャリストが、病院全体を舞台に活躍

慈恵では多くのスペシャリストが活躍しています。専門分野における患者さんのニーズに応える看護の実践をはじめ、スキルアップ講座の開催など他の看護スタッフへの指導や、緩和ケアチーム・感染制御チーム・褥瘡対策チーム・栄養サポートチームなど、他職種とともにチームの一員として病院全体を舞台に活躍しています。スペシャリストの育成に力を入れており、バックアップ体制も充実しています。

支援制度

専門看護師を目指す方には、大学院進学を支援する制度があります。働きながら就学する看護師も多くいます。認定看護師を目指す方には、慈恵独自の国内留学制度により、日常の業務から離れて就学し、留学手当の支給を受けて資格取得に専念できます。また、看護研究や外部の研究会参加など、看護教育を支援する基金もあります。

所属領域と人数

専門看護師 19名(4病院)
がん看護 7名 急性・重症患者看護 5名
精神看護 1名 家族支援 2名
小児看護 2名 慢性疾患看護 1名
感染症看護 1名    
認定看護師 80名(4病院)
救急看護 8名 新生児集中ケア 1名
皮膚・排泄ケア 8名 腎不全看護 4名
集中ケア 3名 手術看護 3名
緩和ケア 5名 乳がん看護 4名
がん薬物療法看護 8名 小児救急看護 2名
がん性疼痛看護 3名 認知症看護 6名
感染管理 10名 脳卒中リハビリテーション看護 2名
糖尿病看護 5名 心不全看護 2名
不妊症看護 1名 慢性呼吸器疾患看護 1名
摂食・嚥下障害看護 2名  がん放射線療法看護 2名
(2023年10月現在)

 

メッセージ

がん看護専門看護師・がん性疼痛看護認定看護師

藤本 麗子 1997年入職 附属病院(本院)

ただひたむきに

がん患者さんに向き合う、

心を寄せる

がんを患ったことでこれまでの日常と違っても、私らしい日々が過ごせること、ちょっとしたことを楽しめる人生になる看護支援を目指しています。専門的知識を礎として、1人ひとりの患者さんとの出会いを大切に看護し、成長し続けたいと思っています。

 

急性・重症患者看護専門看護師

山口庸子 2000年入職 附属病院(本院)

重症度や緊急度の高い生命の危機的状況にある患者さんやそのご家族に対し、専門的な知識・技術のもと集中的な看護を行っています。また、チーム医療が円滑に実践できるよう他職種間の調整なども行っています。

救急看護認定看護師

富士田恭子 1996年入職 柏病院

専門性を発揮した、救急患者さんへの看護実践を行っています。スタッフへの救命技術指導や災害対策委員としての活動のほか、急変患者対応能力の向上のためのセミナーを開催したり、事例検証なども行っています。

慢性心不全看護認定看護師

森 勇介 2007年入職 葛飾医療センター

心不全は心疾患の終末像ですが、様々な疾患が時間をかけて心疾患に至ります。そのため、2次、3次予防の視点が非常に大事です。それに加え、一度心不全になった方の社会への復帰を支援することも重要です。心不全看護では、対象者の生活に焦点を当て、アセスメントや指導、心臓リハビリなどを行っていきます。さらに、急性期から終末期の方の疾患の受容や意思決定を支援します。

 

がん化学療法看護認定看護師

青木 祥子 1999年入職 第三病院

がん化学療法看護認定看護師として、がん告知や病状説明の同席、抗がん剤治療を受ける患者さんの副作用対策の指導、治療継続と生活の維持を支援しています。がんや治療による症状を抱えた患者の笑顔になる瞬間を大切に考え、同時に辛さが和らいだ患者の笑顔が看護の原動力です。がん患者とその家族の気がかりや辛さを和らげることを目指して、抗がん剤の投与管理とともに多職種との協働や調整などの活動を行っていきます。

 

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師

川上恵美 1997年入職 附属病院(本院)

急性期における重篤化回避のためのモニタリングと、生活再構築のためのリハビリテーション看護が提供できるよう、実践力の向上に努めています。また、チーム医療の要としてストローク・コーディネート・ナースの役割も担い、救急医療の充実を目指しています。

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