▼附属病院(本院)消化器内科病棟
初めの半年間は、
ことを目標にして動きます。
そして、後半は
大前提として『独り立ち(自立)』とは、「自分一人で何もかもできるようになること」ではなく、「今、自分にできること、できないことを見極め、必要な支援を求めることが出来ること」を意味します。
夜勤の独り立ちの時期は、職場の特徴や1年目看護師の段階にあわせて各々設定するため、異なる場合もあります。
Q.入職して5か月が経過し夜勤独り立ちを迎えた今の心境はどうですか?
A.まだまだ分からないことがいっぱいなので、慣れない業務で大変なことは多いです。
ただ、同期と食事に行ったりして、「どうすれば仕事でもっと優先順位がうまくつけられるようになるか」などを相談し合ったりして、お互いに支え合っています。
先輩がチームを問わずいつも声をかけてくれて、患者さんの観察ポイントを教えてくれたり、一緒に問題を解決してくれるので、安心して働くことができています。
また、患者さんとの関わりで学ぶことが本当に多いので、充実した毎日を送っています。夜勤業務の経験を積むことで、もっともっとステップアップしていきたいと思います。
Q.先輩と3人での「夜勤独り立ち」の様子を教えてください
A.2つあるチームを自分と相手チームの先輩で担当して、フリーの先輩が全体(ほとんど自分につきっきりです笑)をフォローします。
夜勤開始時は、カルテで患者さんの情報収集をしてから、夜勤メンバー3人で「どう整えたら患者さんが安全にそしてしっかりと休息を図れるか」などひとつひとつわからないことを確認してから動きだします。
また、勤務中も相手チームの先輩含め「患者さんが消灯する前に全員のベッドサイドに行けそうか」「大切な薬や点滴は時間通りに投与出来そうか」「苦痛や不安が増している患者さんはいるか」すれ違うたびに声をかけてもらえるのが本当に心強いです。
自分が未経験の処置などがある場合は、必ず一緒に入ってくれます。初めての3人夜勤では、点滴が上手く時間で管理しきれず、交換などを先輩にたくさんサポートしてもらい患者さんを安全に整えることが出来ました。
Q.夜勤独り立ちにあたっては、その前にどのようなオリエンテーション(段階)がありましたか?
A.夜勤回数(オリエンテーション中は通常3人のところ4人体制)や日勤で担当する患者さんの人数が徐々に増えていきました。
夜勤は4月1回→5月1回→6月4回。6月の後半からは、先輩と一緒にチームの患者さんを全員担当しました。
日勤は4月シャドーイング~1人→5月1~2人→6月2~3人→7月3~5人(退院含)でした。段階的に受け持つ患者数が増え、経験を積み重ねていくことができました。
Q.夜勤の前はどのようなスケジュールを組んでいますか?
A.夜勤前は10時間くらい寝るようにしています。シフトは(変則2交代勤務で)18:30~スタートなので、夕方に家を出れば大丈夫です。夜勤中は身体に負担がないよう仮眠を2時間くらいとります。
Q.夜勤にはどのような食べ物を持っていきますか?
A.水分は必ず1L以上取るようにしているので、お水と、食事は夕飯と仮眠後の軽食を持っていきます。休憩室にあるお菓子も食べたりします。
Q.夜勤明けの過ごし方を教えてください
A.家でゆっくりする日もありますが、そのまま外に出かけることもあります。
Q.日勤と夜勤の看護では、何か違いを感じますか?
A.日勤は医師らと連携しながら症状を詳しくアセスメントして、退院に向けて個別で生活調整を進めていく機会も多いです。
夜勤では患者さんの体調の変化に注目しながらも、しっかりと休息が図れるよう環境を整えることが一番大切だと感じています。一般的に、多くの患者さんは昼間の様子とは違い、夜間になると不安になってしまい眠れなくなることもあります。そのような時は、どのようなことで不安になっているのか原因を探り、少しでも安心して休めるようにするにはどのようなケアが必要か、先輩と一緒に考えて患者さんに関わるようにしています。
Q.本採用前(試用期間)でしたが、6月に初めてのボーナスが出ましたね。どんなふうに使いましたか?
A.趣味に使いました!
Q.プリセプターの先輩との関係性はどうですか?
A.わからないことや困っていることは何でもわかるまで教えてもらえます。ほかにも、いろいろと一緒に考えて対応してもらえることがとても嬉しいです。また、プリセプターの先輩に限らず、病棟の先輩は誰でも常に相談しやすい職場です。
▼フリーの先輩と一緒に点滴確認
▼3人で帰宅 「夜勤お疲れ様でした」