
ナイチンゲールは看護覚え書で、住協の健康を守るためには、①清浄な空気、②清浄な水、③効果的な排水、④清潔、⑤陽光の5つの要点が基本であると述べています。
住居の健康は、そこで療養生活を送る患者さんにとって、回復に直結する重要な課題です。また、何をさておいても患者さんにとって必要不可欠なこととして、「換気」を挙げており、「患者が呼吸する空気を、患者の体を冷やすことなく、屋外の空気と同じ清浄さに保つこと」これが酔う看護が行われているかどうかの重要な基準であると教えています。
西部医療センターの新病棟は、新しく美しいだけでなく、感染に強い病院をコンセプトに、ベッドサイドでの換気設備の導入や、患者さん目線であらゆる工夫がなされています。患者さんの生活の快適さと、ここで看護するナースたちの働きやすさにも配慮された理想の病棟を作り上げることができました。

病床は個室と4人床があります。患者さんのベッドの仕切りには、収納スペース、TV、冷蔵庫などが完備され、プライベート空間を確保につつ、入院生活に必要な患者さんの持ち物を収納できる効果的に活用できるようになっています。
天井は空いているため、廊下側の患者さんにも光が差し込み陽光を確保しています。木のあたたかなぬくもりを感じられる素敵な病室となっています。

ナイチンゲールは、「新鮮な空気に次いで病人を最も害する部屋は、閉め切りの部屋に次いで暗い部屋なのである」と「病室に欠くことのできない光とは、直接射し込む太陽光線なのである」と述べています。
太陽の光は、室内の空気を浄化するだけでなく、人間の体にも、眼にもはっきり見える実質的な効果をもたらすと。空と陽光を確保することが患者の回復への鍵をにぎる第一条件といっても過言ではないほど大切である。
私たちは、このナイチンゲールの教えをもとに看護しています。
新病院は窓が多く、病院中に十分な光が射し込んできます。
明るく開放的な病院、陽光を大切に思う職員全ての願いがここに込められています。

変化は回復をもたらす一つの手段。ナイチンゲールはこうも言っています。「老練の看護師あるいは永く病んでいる患者以外の人々には、長期にわたってひとつ二つの部屋に閉じ込められ、毎日毎日、同じ壁と同じ天井と同じ周囲の風物とを眺めて暮らすことが、どんなに病人の神経を痛めつけるかは、ほとんど想像もつかないだろう」
新病院の4回には空中庭園があります。ここにきて、太陽の光を浴びたり、遠くの木々の彩に変化を眺めて四季を感じたり、ここで思い切り新鮮な空気を吸い込んでみる瞬間、患者さんは生き生きとするのではないでしょうか。輝くように美しい色彩が病人に及ぼす効果は私たちが想像する以上です。リハビリ訓練の患者さんもここで歩いてみたり、さまざまな患者さんの癒しの空間となっています。
もちろんナースも、患者さんと一緒にお散歩に来ることで
ほっと一息つけるのではないでしょうか。