専門看護師 | |||
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がん看護 | 1名 | ||
認定看護師 | |||
がん性疼痛看護 | 1名 | がん化学療法看護 | 4名 |
感染管理 | 2名 | 救急看護 | 1名 |
皮膚・排泄ケア | 3名 | 小児救急看護 | 1名 |
糖尿病看護 | 1名 | 慢性心不全看護 | 1名 |
緩和ケア | 2名 | 集中ケア | 1名 |
透析看護 | 1名 | 手術看護 | 2名 |
認知症看護 | 2名 |
(2018年10月現在)
救急医療は、患者情報が少なく突然の発症で疾患は多岐に渡ります。
救急看護は、患者・家族に対し、病態に応じた的確なトリアージの実施、適切な看護提供、危機的状況にある患者家族ケア、災害医療など状況に即した看護を展開しています。また、フィジカルアセスメントや救命技術などシミュレーション教育・研修を通して、看護師や他の医療従事者の救命技術力・特殊性に対応するための予測性・準備性・即応性の向上に取り組んでいます。
皮膚障害が発生した皮膚や脆弱な皮膚に対するスキンケアを中心に、褥瘡や手術後の離解創などの創傷管理、ストーマや失禁等の排泄管理、それに伴う医療者や患者・家族へケア方法やセルフケア支援の方法を指導しています。
院内では、褥瘡対策チーム活動や、勉強会を定期開催し、スキンケアの質の向上を行っています。また、退院後の患者ケアの充実のために、訪問看護ステーションと連携し、場合によって、同行訪問を行っています。
褥瘡対策チームは、皮膚科医師、皮膚・排泄ケア認定看護師、薬剤師、栄養士で構成され、褥瘡発生した患者に対し多角的なアドバイスを行い、早期回復に向け活動しています。褥瘡発生の危険が高い患者には、専従看護師がラウンドを行い、体圧分散マットレスの使用や体位変換方法などをアドバイスし発生予防につなげています。
ストーマを造設した患者さん・ご家族が、日常生活をより快適に過ごすことが出来るように、装具変更や皮膚障害発生時のケアなどの支援をしています。また、ストーマ用品は年々機能性が向上しています。新しい情報を提供し、より良い生活につなげられるように支援しています。
手術や疾患による侵襲から身体の回復を支援するための看護ケアを実践・指導しています。また、NSTやRSTの医療チームに参加し院内ラウンドをしています。NSTチームにおいては、術前・術後の栄養状態の改善や食欲低下や嚥下食摂取中など低栄養状態の患者さんの食事内容を他職種のメンバーと検討し早期回復に努めています。RSTチームについては、呼吸療法に関する医療事故防止のためマニュアル作成や院内教育を他職種と協働し取り組んでいます。
「がんと診断された時からの緩和ケア」を目指し、外来から入院、退院後の生活の中で患者とその家族が抱える苦痛に焦点を当て、安心して生活が送れるように身体的・精神的・社会的苦痛の緩和を支援しています。患者の思いに寄り添い、その人らしく生きることができるように、心理的ケア・意思決定支援などを、がん看護相談外来で実践しています。また、在宅での生活が安定するよう、地域の訪問看護師との連携を図っています。
抗がん剤治療を受ける患者さん・ご家族が、安心して治療に臨め、患者さんが治療中でも自分らしい生活を継続できるように、副作用への対処法、生活の調整、社会資源の活用、様々な心配事に対し、共に考えながら支援しています。
抗がん剤治療が日々進化・発展している中、常に新しい情報を把握しながら、社会でがんと共に生きる患者さんの支えになり、よりよい看護が提供できるよう活動しています。
緩和ケアチームに所属し、身体的苦痛症状を抱える患者さんの症状アセスメントや精神的ケアの実践、スタッフの相談に応じています。また、外来通院している患者さん、家族が安心して治療に望めるように、がん看護相談外来で看護面談を行っています。患者さんが、がんと診断された時から全人的苦痛が緩和され、その人らしい生活を送りながら治療に望めるように、チームのコーディネーターとして役割が果たせるよう取り組んでいます。
患者・職員双方を、病院内で発生しうる感染症から守ることを基盤とし、平素から院内の感染症発生や薬剤耐性菌の検出状況をモニタリングし、感染対策リンクナースと共同しながら、拡大防止のための対策の検討・立案や、実施状況の確認を行っています。院内の基準策定や、日常的な感染対策に関するコンサルテーションの応需、突発的な感染症発生時の拡大防止策の立案、手術部位感染サーベイランス等を実施しています。
心不全は心疾患の終末像ですが、様々な疾患が時間をかけて心疾患に至ります。そのため、2次、3次予防の視点が非常に大事です。それに加え、一度心不全になった方の社会への復帰を支援することも重要です。心不全看護では、対象者の生活に焦点を当て、アセスメントや指導、心臓リハビリなどを行っていきます。さらに、急性期から終末期の方の疾患の受容や意思決定を支援します。